2025年度 緊急時対応訓練を実施いたしました。

  • 2025.09.03

8月27日、28日、9月2日と3日間に分かれて全社員が緊急時対応訓練に参加しました。

 

前半は本社会議室にて座学を開催

安全統括管理者より

・運輸安全マネジメントについて

・事業用自動車による交通事故死者数の推移について

・業態別(貸切バス)の特徴的な事故について

・中部運輸局管内の事故報告状況、貸切バスの車両故障について

・業態別の健康状態に起因する事故報告件数の推移について

・健康起因事故の疾病別の内訳について

国土交通省や中部運輸局が公表している資料を使用し、日常点検の必要性、健康起因事故防止の為に必要な健康管理についてなどデータに基づいた納得度の高い話をしていただきました。

 

その後はDVDの視聴、重大事故・事件(バスジャック)が起きた時の初動対応、情報伝達方法について皆で共有、確認を行いました。

 

休憩挟んだ後半は各日参加者がバス2台に分かれ想定訓練を開始。

 

前半の座学にて中部運輸局管内の貸切バス事業車に多い事故は「車両故障に起因、または伴う事故」という資料があった為、今回の訓練においては走行中車両に不具合が生じ、高速道路上で緊急停止をした想定で交通事故の続発、二次災害防止のための安全確保の手順について、乗務員や添乗業務を行う営業担当者が当事者役となり、発煙筒の使用の仕方、三角表示板の保管場所の確認、設置の仕方、お客様を誘導する方法、非常口の開閉方法、脱出方法など、代わる代わる万が一の際に少しでも落ち着いて行動ができるように想定訓練を実施しました。

 

また焼津営業所では、各日の午前中に運転士に整備課による整備講習も開催

 

日常点検により未然に車両故障を防いだ自社の事例を用い、日常点検の必要性について再確認するほか、エアコン故障時の対処方法、マフラー凍結時の対応・対策など、エンジンルームやコック内の構造、作動の状況などを目視確認。

いざという時、現場で対処する者は運転士自身。

各々自分事として真剣に講習会に臨んでおりました。

 

1年に1回行っている緊急時対応訓練。

車両故障や有事が起きないことがまずは1番ですが、何かあった際にも慌てずに必要措置をした上でお客様の誘導、関係各所への連絡をするなど、改めて確認することができました。

今後とも研修、訓練を重ね、静岡鉄道グループの経営理念の通り、「安全・安心・快適のあくなき追求」に努めてまいります。