静鉄観光バスでは、毎年課題を変えて緊急時の対応訓練を実施しております。

今年度は「車両火災発生時の対応の仕方」について訓練を３日間に分かれて実施しました。

 

 

参加者は、全営業所の所長、運転士、運行管理者、バスガイド、添乗員として乗務することもある

営業担当者等、多くの従業員が参加致しました。

 

まず、座学では、過去の車両火災の事例や過去の火災事故データから出火原因について学び、

車両火災の前兆・予兆、ヒューマンエラーにより起こりうる車両火災についても学びました。

 

実地訓練は、走行中に車両火災が発生した想定で行い、

車両後方で火災が発生した場合、車両前方で火災が発生した場合、と場面ごと、

運転士とガイドが代わる代わる訓練を行いました。

 

バスのドアが開閉できなくなった時のエアーの抜き方についてや、

非常口前の座席の動かし方、非常口の開け方、非常口からの脱出のさせ方や、

実際に自分自身が非常口から避難体験をしてみる…。などなど。

各自真剣に取り組む様子が伺えました。

 

車両火災が起きない事がもちろんベストです。

その為に、整備課も、出発前、帰着後の日常点検も最善を日々つくしております。

ただ、万が一の有事の際、現場に居合わせる運転士やガイド、添乗員が少しでも

落ち着いて行動ができるように。

行動、留意点含め再確認をするいい研修会となりました。