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ジョイトーク

1987年 新卒入社
焼津営業所 運転士班長
飯塚
いいづか
2007年 新卒入社
焼津営業所 ツアーガイド
田中
たなか

ベテラン運転士とツアーガイド。本音で語る観光バスの仕事とは。

観光バスのベテラン運転士・飯塚さんと、ツアーガイドとして活躍する田中さん。
コンビを組んで仕事することも多いというお二人に、気になるあれこれを話していただきました。

田中 高校の修学旅行で出会ったバスガイドさんの仕事ぶりに感動して、「私もバスガイドになりたい」と思ったのが入社のきっかけです。元々、人と接することが好きだったことも大きな理由になりましたね。飯塚さんはどうして観光バスの運転士になったのですか。

飯塚 私の場合も、憧れが現実になった感じです。実は父がバスの運転士をしていて、その姿がカッコ良かったんですよ。父のような観光バスの運転士になることが、小さな頃からの夢でした。その夢が叶って、今ここにいるわけですから、日々幸せを感じながら仕事をしています。

田中 何だか、いきなりいい話ですね(笑)。ちょっと感動してしまいました。飯塚さんが運転士になられて、お父様も喜ばれたんじゃないですか。

飯塚 最初は反対していましたよ。責任の重い仕事だし、楽しいばかりじゃないぞって。でも、簡単な仕事なんてないわけだし、私は本気でしたから。結果的には喜んでくれたと思いますよ。今は班長として自分が人を育てる立場になったので、父と同じようなことを言っているかもしれませんね。人の命を預かる仕事なので、時には厳しく接することもあります。田中さんはツアーガイドになって、良かったと思いますか。

田中 もちろんです。日々の仕事が楽しいことはもちろんですが、一社会人としても成長できたと思います。仕事に関する知識だけでなく、お辞儀の仕方から始まって言葉づかいなどのマナーも身につきました。

飯塚 確かに、皆さん入社してきたばかりの頃とは別人のようですね(笑)。マナーや気遣いは、生活の中でも役に立ちますから、身につけておいて損はありませんよ。

観光バスの仕事で、思い出に残っているエピソードは?

観光バスに乗務することは、毎日違う場所に旅行をしているようなもの。
旅先での忘れられない思い出やハプニングなど、経験者にしかわからないお話を聞かせてください。

田中 大阪・東京・名古屋など、飯塚さんとはいろんな所に行かせていただきました。なぜか私が初めて行く場所の時に、ご一緒させていただくことが多かったように思います。

飯塚 そうですね。いろんな所へ行きました。でも、私にとって田中さんと言えば、ゆで卵の印象が強いですね。石川県の山代温泉で、温泉卵を作って一緒に食べたことを覚えています。

田中 ふるえながら外で食べました。あれは寒かったです(笑)。寒いと言えば、雪にまつわるハプニングがあったそうですね。

飯塚 観光バスの運転士になりたての頃、山梨までの日帰り旅行の予定が積雪で朝帰りになってしまったことがありました。いつまでたってもバスは前に進まない。時間がたつにつれて車内の雰囲気もだんだん重くなる。その空気を変えてくれたのが、ガイドさんが差し出してくれたお笑いタレントさんのカセットテープでした。あっと言う間にお客様に笑顔が戻って、正直助かったと思いましたよ。田中さんはどうですか。

田中 私の場合、忘れられないのは弟の小学校の修学旅行を担当できたことです。私はうれしかったのですが、弟は固まっていましたね(笑)。こんな経験ができるのは、この仕事ならではのことだと思います。また、自分の思い出だけでなく、お客様の旅の思い出の一部になれることもこの仕事の魅力だと思います。それだけに責任も重いですが。

飯塚 確かにそうです。私たちが提供する観光バスの旅行が、お客様の楽しい思い出になるように、これからもがんばっていきましょう。

観光バスの運転士として、ツアーガイドとして働く心構えとは。

旅行という特別な楽しみを、お客様に提供する観光バスの運転士とツアーガイド。
仕事をする上で心掛けていること、大切にしている自分のルールなどを聞いてみました。

飯塚 心掛けているのは、準備を怠らないこと。運行前の日常点検はもちろんのこと、天候や道路状況などの下調べや体調管理も大切です。しっかり準備をすれば、気持ち的にも余裕ができます。それは運転にも出ますし、お客様の安心感にもつながりますから。

田中 私も準備ですね。特に初めて行く場所などは、しっかり調べて勉強します。観光地にまつわる情報を提供したり、車窓から見える景色についてご案内したりすることも、ツアーガイドの大切な仕事なので。それと、お客様によって接し方も工夫するようにしています。ご年配の方なら、ゆっくりと大きな声で。学生の方なら、時には親しみやすい感じでというように。

飯塚 お客様が少しでも気分良く過ごせるように、臨機応変に対応することは大切ですね。そういう意味では、状況に応じてどのルートを選択するのかは、運転士の腕の見せ所でもあります。安全を第一にしながらも、予定の時間に遅れないように。近頃は道路状況の情報も得やすくなっていますが、それが絶対とは限らないのが難しいところです。最終的には、自分の経験と勘が頼りになります。

田中 なるほど、経験と勘ですね。それらを身につけるのは時間が掛かりそうですが、経験がない方でも観光バスの運転士にはなれるのでしょうか。

飯塚 もちろんです。私だって、最初は未経験者ですから(笑)。今も日々勉強の連続ですよ。まずは一歩踏み出すことが大切です。そこからすべては始まります。ツアーガイドさんも同じじゃないですか。

田中 私も勉強の毎日です。観光地は常に変化しているので、教科書を覚えただけでは足りなくなってきます。でも努力しただけの喜びは、必ずあります。お客様からの「ありがとう」は何物にも代えがたいご褒美です。感謝の言葉を直接いただける仕事は中々ありませんよ。

観光バスの運転士にはこんな人が向いている!
そんなあなたを待っています!

様々な運転士の方々と共に働いてきた二人が考える「観光バス運転士の適性」とは?
こんな人と一緒に働きたいという希望も含めてお話しいただきました。

飯塚 私が思う観光バスの運転士に向いている人は、まず運転が好きな人。真面目な人。そして人の気持ちがわかる人です。

田中 三点とも賛成です。この基準で言うと、飯塚さんは満点ですね(笑)。人の気持ちがわかる人という点は、ツアーガイドにも必要な素養だと思います。お客様の立場になって考え、行動することが基本ですから。

飯塚 人の気持ちがわかるということは、お客様だけでなく、他の運転士の気持ちもわかるということなんです。どんな運転をするのか予測できれば、安全運転につながりますからね。ツアーガイドさんに向いている人は、どんな人だと思いますか。

田中 先ほどの人の気持ちがわかるに加えて、旅が好きな人、新しい所に行ってみたいという気持ちがある人、人と接することが好きな人だと思います。

飯塚 その基準だと、田中さんも満点ですね(笑)。それから、運転士にとっても、ツアーガイドにとっても、忘れてはいけないのが健康です。

田中 会社の方でも、健康管理について積極的にサポートしてくれていますよね。飯塚さんは健康のために、個人的に何かされていますか。

飯塚 私は気分転換も兼ねてバイクでツーリングをしていましたが、今はジョギングですね。会社の同僚を誘って10キロマラソンにも挑戦しています。

田中 すごいですね。次はいつ走るんですか。ガイドみんなで応援に行きますよ!

飯塚 いやいや、いいですよ(笑)。これからも仕事の方でサポートをお願いします。

田中 この対談を読んで、「観光バスの運転士も良いかな」と思ってくれた方は、この機会に一歩踏み出してみませんか。お問い合わせお待ちしています!

※2018年12月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・役職等は取材時のものとなります。